韓国で生まれ育ったキョンウォンさんは2004年に来日して大学と大学院で児童福祉を専攻し、不登校やひきこもりの子どもたちの支援などを学んでいました。大学院に通いながら都内でスクールソーシャルワーカー(SSW)として働いていた時に震災が起こり、4月上旬に被災地へ。大槌町で支援物資を仕分けするボランティアとして活動しました。
ボランティア活動は、食事や泊まる場所は自身で確保するのが原則。キョンウォンさんも野宿に必要な装備を持ってきていましたが、大槌町役場の職員は、自分たちが寝泊まりしていた公民館にキョンウォンさんも泊まれるよう手配してくれました。「自分たちも被災し家族を亡くした人もいるのに職員は皆、親切にしてくれ、もっとこの人たちの力になりたいと思いました」と当時を振り返ります。
その後は、SSWの専門性を生かし、毎月、1週間ほど滞在し大槌の子どもたちの心のケアに当たりました。2013年からは町任期付職員という立場でSSWとして働くため、生活の拠点を大槌に移し、住民としての暮らしをスタートさせました。
一方、当時は札幌在住だった啓美さんもまた、震災直後からボランティア活動のため被災地に足を運んでいました。大槌町の北隣の山田町で被災者のコミュニティづくりに取り組む団体で働くため2013年に移住し、交流スペースの運営やボランティアの受け入れを担当していました。
そんな2人は、移住して間もない時期に知り合い、2014年に結婚。結婚した当時、キョンウォンさんは、1年更新の任期付職員でしたが、2022年に採用試験を受け正式に職員として働き始めました。
不登校の子どもたちをサポートするSSWは、常勤職員として雇用されているケースは全国でも少なく、さらに外国籍を有する地方公務員もまだ少数。「もしかしたら僕はオンリーワンかもしれません」と笑うキョンウォンさんは、それだけ町に不可欠な存在になっていました。震災で家族を失いひきこもりになった子や、複雑な家庭環境によって不登校になった児童の自宅を訪問して相談に乗っているほか、大槌に転入してきた家庭を訪ね子どもたちが地域になじむための伴走もしています。
韓国で生まれ育ったキョンウォンさんは2004年に来日して大学と大学院で児童福祉を専攻し、不登校やひきこもりの子どもたちの支援などを学んでいました。大学院に通いながら都内でスクールソーシャルワーカー(SSW)として働いていた時に震災が起こり、4月上旬に被災地へ。大槌町で支援物資を仕分けするボランティアとして活動しました。
ボランティア活動は、食事や泊まる場所は自身で確保するのが原則。キョンウォンさんも野宿に必要な装備を持ってきていましたが、大槌町役場の職員は、自分たちが寝泊まりしていた公民館にキョンウォンさんも泊まれるよう手配してくれました。「自分たちも被災し家族を亡くした人もいるのに職員は皆、親切にしてくれ、もっとこの人たちの力になりたいと思いました」と当時を振り返ります。
その後は、SSWの専門性を生かし、毎月、1週間ほど滞在し大槌の子どもたちの心のケアに当たりました。2013年からは町任期付職員という立場でSSWとして働くため、生活の拠点を大槌に移し、住民としての暮らしをスタートさせました。
一方、当時は札幌在住だった啓美さんもまた、震災直後からボランティア活動のため被災地に足を運んでいました。大槌町の北隣の山田町で被災者のコミュニティづくりに取り組む団体で働くため2013年に移住し、交流スペースの運営やボランティアの受け入れを担当していました。
そんな2人は、移住して間もない時期に知り合い、2014年に結婚。結婚した当時、キョンウォンさんは、1年更新の任期付職員でしたが、2022年に採用試験を受け正式に職員として働き始めました。
不登校の子どもたちをサポートするSSWは、常勤職員として雇用されているケースは全国でも少なく、さらに外国籍を有する地方公務員もまだ少数。「もしかしたら僕はオンリーワンかもしれません」と笑うキョンウォンさんは、それだけ町に不可欠な存在になっていました。震災で家族を失いひきこもりになった子や、複雑な家庭環境によって不登校になった児童の自宅を訪問して相談に乗っているほか、大槌に転入してきた家庭を訪ね子どもたちが地域になじむための伴走もしています。