「取材と言ったって、普段の“お茶っこ”みてぇな話しかできねぇよぉ」。
そう言って、ヤエさんは照れくさそうに笑いました。
待ち合わせ場所は大槌町のショッピングモール、シーサイドタウンマスト。日々の買い物でよく訪れているそうで、ヤエさんはこの日もショッピングカートを押していました。お友達や知り合いと行き会うことも多く、顔なじみの店員さんたちから「ヤエさん、寄っていって」などと声をかけられることもあるのだとか。
ヤエさんが営む「大屋団子」(おおやだんご)は、地域の人から長年愛されているおだんご屋さんです。米だんごに小麦だんご、郷土料理の“かまだんご”などを町内の産直で販売しています。また、一歳のお祝いでお子さんの幸せや健やかな成長を祈願する一升餅などの受注販売も行っているそうです。こうした注文に対応できるお店は限られるため、産直に問い合わせがあったり、人づてに注文が入ることも少なくありません。
「3月は春彼岸用の彼岸だんご、4月は入学祝いの紅白大福。いやぁ、忙しかった!」。
おだんご屋さんは現在、ヤエさんと娘さんの二人で切り盛りしています。加工場があるのは、大槌町小鎚地区の山間部、一の渡(いちのわたり)。ヤエさんの自宅の隣です。おだんごやお餅の決め手となる粉は、懇意にしていた町内の商店が東日本大震災で被災・廃業したため、宮古市の粉問屋から仕入れているそうです。小豆は北海道産のものを使っており、豆が大きくふっくら炊けて、おだんごには欠かせないのだとか。ヤエさんは「粉と水の配合、小豆と砂糖のバランスは企業秘密さ!」と、にっこり。ヨモギを使った草餅は、中でも自慢の一品です。
「お客さんとの繋がりを大事にして、なんとかここまでやってきた。『やっぱりヤエさんのだんごがおいしい』って言ってもらえると、嬉しいね」。
ヤエさんがおだんご屋さんを始めたのは、61歳のとき。当時、自宅を建てたばかりだったため「子どもたちのためにまだまだお金を稼がなければ」という思いからでした。
「取材と言ったって、普段の“お茶っこ”みてぇな話しかできねぇよぉ」。
そう言って、ヤエさんは照れくさそうに笑いました。
待ち合わせ場所は大槌町のショッピングモール、シーサイドタウンマスト。日々の買い物でよく訪れているそうで、ヤエさんはこの日もショッピングカートを押していました。お友達や知り合いと行き会うことも多く、顔なじみの店員さんたちから「ヤエさん、寄っていって」などと声をかけられることもあるのだとか。
ヤエさんが営む「大屋団子」(おおやだんご)は、地域の人から長年愛されているおだんご屋さんです。米だんごに小麦だんご、郷土料理の“かまだんご”などを町内の産直で販売しています。また、一歳のお祝いでお子さんの幸せや健やかな成長を祈願する一升餅などの受注販売も行っているそうです。こうした注文に対応できるお店は限られるため、産直に問い合わせがあったり、人づてに注文が入ることも少なくありません。
「3月は春彼岸用の彼岸だんご、4月は入学祝いの紅白大福。いやぁ、忙しかった!」。
おだんご屋さんは現在、ヤエさんと娘さんの二人で切り盛りしています。加工場があるのは、大槌町小鎚地区の山間部、一の渡(いちのわたり)。ヤエさんの自宅の隣です。おだんごやお餅の決め手となる粉は、懇意にしていた町内の商店が東日本大震災で被災・廃業したため、宮古市の粉問屋から仕入れているそうです。小豆は北海道産のものを使っており、豆が大きくふっくら炊けて、おだんごには欠かせないのだとか。ヤエさんは「粉と水の配合、小豆と砂糖のバランスは企業秘密さ!」と、にっこり。ヨモギを使った草餅は、中でも自慢の一品です。
「お客さんとの繋がりを大事にして、なんとかここまでやってきた。『やっぱりヤエさんのだんごがおいしい』って言ってもらえると、嬉しいね」。
ヤエさんがおだんご屋さんを始めたのは、61歳のとき。当時、自宅を建てたばかりだったため「子どもたちのためにまだまだお金を稼がなければ」という思いからでした。