辺りが夕闇に包まれる中、寺野地区にある大槌町相撲場に煌々と明かりが灯ります。「お願いします」の声とともに、小原道場の道場生である子どもたちが続々と集まってきました。稽古は毎週月・水・金の18時から。現在は小中学生を中心に、社会人も含めた14人の道場生が稽古に励んでいます。お隣・釜石市から通っているメンバーや、宮古市のクラブチームからの出稽古(でげいこ)も受け入れており、地域の垣根を超えて切磋琢磨を続けてきました。
お互いに回しを締め合ったり、ストレッチをしたり、子どもたちが自主的に準備を進めていると「挨拶、ちゃんとしろ」と声が響きました。道場主である小原祐也(おばらゆうや)さんです。
「返事と挨拶は礼儀の基本なので、普段から繰り返し教えるようにしています」と、しっかりした口調で話す小原さん。「ふざけたりすると怪我に繋がりますし、こちらも本気で向き合って指導しているので、時には言葉が厳しくなってしまうこともある。身体だけでなく、心と心もぶつかり合いです。親御さんたちも理解してくれていますし、こうした経験から成長していってほしいという思いで、お子さんを道場に通わせてくれているようです」。
土俵の上では、子どもたちが“すり足”の稽古を始めました。上級生たちがリードし、繰り返し土俵を往復していきます。メニューが終わると、竹ぼうきで掃き、じょうろで水を撒いて土俵を整える……。小原さんの指示が無くとも着々と稽古が進んでいく様子は、まさに心身の鍛錬の賜物です。そんな道場生たちの姿を、小原さんは誇らしげに見渡しました。
2024年には、東北大会で優勝した当時の小学4年生が「第37回全日本小学生相撲優勝大会」に出場し、ベスト8に入る快挙を成し遂げました。
2025年7月の「第36回全国都道府県中学生相撲大会」岩手県代表選考会では、出場した道場生2人がともに3位に輝き、大阪府で行われた全国大会へ出場。10月に東京都立川市で行われた「第22回全国少年相撲選手権大会」では、5年生の部でベスト8入り。道場生たちの快進撃は続き、青森県田舎館村が主催する「第21回栃ノ海杯小中学生相撲大会」では、団体戦低学年の部で優勝。個人戦では小学3年生の部の表彰台を独占し、5年生の部でも3位に入賞しました。なんと取材に伺った翌週にも大会を控えているのだとか。小原道場は今日も“大槌相撲”の名を全国に轟かせています。
辺りが夕闇に包まれる中、寺野地区にある大槌町相撲場に煌々と明かりが灯ります。「お願いします」の声とともに、小原道場の道場生である子どもたちが続々と集まってきました。稽古は毎週月・水・金の18時から。現在は小中学生を中心に、社会人も含めた14人の道場生が稽古に励んでいます。お隣・釜石市から通っているメンバーや、宮古市のクラブチームからの出稽古(でげいこ)も受け入れており、地域の垣根を超えて切磋琢磨を続けてきました。
お互いに回しを締め合ったり、ストレッチをしたり、子どもたちが自主的に準備を進めていると「挨拶、ちゃんとしろ」と声が響きました。道場主である小原祐也(おばらゆうや)さんです。
「返事と挨拶は礼儀の基本なので、普段から繰り返し教えるようにしています」と、しっかりした口調で話す小原さん。「ふざけたりすると怪我に繋がりますし、こちらも本気で向き合って指導しているので、時には言葉が厳しくなってしまうこともある。身体だけでなく、心と心もぶつかり合いです。親御さんたちも理解してくれていますし、こうした経験から成長していってほしいという思いで、お子さんを道場に通わせてくれているようです」。
土俵の上では、子どもたちが“すり足”の稽古を始めました。上級生たちがリードし、繰り返し土俵を往復していきます。メニューが終わると、竹ぼうきで掃き、じょうろで水を撒いて土俵を整える……。小原さんの指示が無くとも着々と稽古が進んでいく様子は、まさに心身の鍛錬の賜物です。そんな道場生たちの姿を、小原さんは誇らしげに見渡しました。
2024年には、東北大会で優勝した当時の小学4年生が「第37回全日本小学生相撲優勝大会」に出場し、ベスト8に入る快挙を成し遂げました。
2025年7月の「第36回全国都道府県中学生相撲大会」岩手県代表選考会では、出場した道場生2人がともに3位に輝き、大阪府で行われた全国大会へ出場。10月に東京都立川市で行われた「第22回全国少年相撲選手権大会」では、5年生の部でベスト8入り。道場生たちの快進撃は続き、青森県田舎館村が主催する「第21回栃ノ海杯小中学生相撲大会」では、団体戦低学年の部で優勝。個人戦では小学3年生の部の表彰台を独占し、5年生の部でも3位に入賞しました。なんと取材に伺った翌週にも大会を控えているのだとか。小原道場は今日も“大槌相撲”の名を全国に轟かせています。