「大槌町郷土芸能保存団体連合会」は、その文化の保存と継承を目的に、1990年に設立されました。34年目となる現在、神楽、大神楽、鹿子踊、虎舞、七福神の計19団体が名を連ねています。
「祭りへの愛や魂は、代々受け継がれるDNA。大槌町民にとって祭りは、血が滾る特別な一日です」と話すのは、連合会で広報を担当する菊池忠彦さん。小学4年生から「大槌まつり」に参加し続ける生粋の“祭り好き”です。
「昔は、祭りを楽しむために郷土芸能をやる人が多かったんじゃないかな。始めるきっかけも、祭りにかだりたい(参加したい)からという感じ。大きな転機となったのが、東日本大震災でした」
活動拠点や衣装、道具の流失。家族や仲間を失った団体も少なくありません。それでも、全国からの支援や励ましに背中を押され、町民からの「祭りが観たい」という声に奮い立ち…。その年の秋も、大槌町から祭りの響きは失われませんでした。
やがて、大槌町の郷土芸能は、復興への決意と支援の象徴として、県内外への出張公演の依頼が増えていきます。
「『すごい、感動した』と言われる度、意識が変わった。それぞれの団体が、郷土芸能が持つ本当の意味や価値を考え始めたんです」
言葉の端々に熱い思いを滲ませながら、菊池さんは当時を振り返ります。
特に印象深かったのは、研究者や専門家が言った“コミュニティ”という言葉。
「震災の影響で離ればなれになっても、虎舞やるべ!って集まる。それを観に、更に人が集まってくる…。これがコミュニティなら、昔からやってきたぞって。同時に、自分たちが受け継いで守り、次の世代へ繋がなければという決意が生まれました。私たち大人の役目は、まずは環境を整えること。若手や子どもたちに、祭りと郷土芸能を思いきり楽しんでもらうことが一番ですから」
その一環として、2021年から取り組むのが「三陸大槌町 郷土芸能かがり火の舞/冬の舞」の開催です。大槌町観光交流協会と協力し、観光資源としてのPRに加え、各団体の活動機会を増やすことも目的としています。春~秋は「大槌まつり」の舞台となる小鎚神社境内で、冬は三陸花ホテルはまぎくのロビーにて、定期公演を実施。観光客はもちろん、町民からも評判の企画です。
「祭りを中心に一年中、郷土芸能に取り組める。欠かせない企画になりました。『郷土芸能が好きだからやりたい、地元に残って続けたい』という声もあり、身が引き締まります」
「大槌町郷土芸能保存団体連合会」は、その文化の保存と継承を目的に、1990年に設立されました。34年目となる現在、神楽、大神楽、鹿子踊、虎舞、七福神の計19団体が名を連ねています。
「祭りへの愛や魂は、代々受け継がれるDNA。大槌町民にとって祭りは、血が滾る特別な一日です」と話すのは、連合会で広報を担当する菊池忠彦さん。小学4年生から「大槌まつり」に参加し続ける生粋の“祭り好き”です。
「昔は、祭りを楽しむために郷土芸能をやる人が多かったんじゃないかな。始めるきっかけも、祭りにかだりたい(参加したい)からという感じ。大きな転機となったのが、東日本大震災でした」
活動拠点や衣装、道具の流失。家族や仲間を失った団体も少なくありません。それでも、全国からの支援や励ましに背中を押され、町民からの「祭りが観たい」という声に奮い立ち…。その年の秋も、大槌町から祭りの響きは失われませんでした。
やがて、大槌町の郷土芸能は、復興への決意と支援の象徴として、県内外への出張公演の依頼が増えていきます。
「『すごい、感動した』と言われる度、意識が変わった。それぞれの団体が、郷土芸能が持つ本当の意味や価値を考え始めたんです」
言葉の端々に熱い思いを滲ませながら、菊池さんは当時を振り返ります。
特に印象深かったのは、研究者や専門家が言った“コミュニティ”という言葉。
「震災の影響で離ればなれになっても、虎舞やるべ!って集まる。それを観に、更に人が集まってくる…。これがコミュニティなら、昔からやってきたぞって。同時に、自分たちが受け継いで守り、次の世代へ繋がなければという決意が生まれました。私たち大人の役目は、まずは環境を整えること。若手や子どもたちに、祭りと郷土芸能を思いきり楽しんでもらうことが一番ですから」
その一環として、2021年から取り組むのが「三陸大槌町 郷土芸能かがり火の舞/冬の舞」の開催です。大槌町観光交流協会と協力し、観光資源としてのPRに加え、各団体の活動機会を増やすことも目的としています。春~秋は「大槌まつり」の舞台となる小鎚神社境内で、冬は三陸花ホテルはまぎくのロビーにて、定期公演を実施。観光客はもちろん、町民からも評判の企画です。
「祭りを中心に一年中、郷土芸能に取り組める。欠かせない企画になりました。『郷土芸能が好きだからやりたい、地元に残って続けたい』という声もあり、身が引き締まります」